みおしん 【ミオシン】 ◇[英]myosin ○[生化]筋原繊維を構成する主要なタンパク質の一つ。 分子が糸状につながった複雑な繊維構造で存在し、アデノシ ン三燐酸(ATP)を加水分解する酵素活性をもつ。 アクチン(actin)とともにアクトミオシン(actomyosin)と呼 ばれる構造体を作り、アデノシン三燐酸(ATP)を分解する際 に生ずるエネルギーでミオシンとアクチンとが互いに滑り込ん で重なり、筋収縮を起こす。 平滑筋にも分布し、白血球など遊走細胞の細胞運動全般にも 関与している。 参照⇒あくちん(アクチン),あでのしんさんりんさん(アデノ シン三燐酸,アデノシン3リン酸),きんげんせんい(筋原繊維) |