ぴかそ 【ピカソ】 ◇Pablo Ruizt Picasso(パブロ・ピカソ) ○[人]スペインの画家(1881.10.25〜1973. 4. 8)。スペイン南 部アンダルシアのマラガ(Malaga)生れ。 絵画教師の父に手ほどきを受ける。バルセロナ(Barcelona) のモデルニスモ運動(*)に参加。 1900(明治33)パリを訪れ、ロートレック(Henri de Toulouse- Lautrec)の影響を受けて、フランスに定住。 1905(明治38)画風が青の時代からバラ色の時代に変化。 セザンヌ(Paul Cezanne)に暗示を受けてブラック(Georges Braque)とともにキュビズム(cubisme)を創始。 第二次世界大戦後は共産党に入党し、平和擁護運動にも積極 的に参加。 絵画のほか版画・彫刻・陶器・舞台装置などでも活躍。 ムージャン(Mougins)で死去。 作品は1907(明治40)『アヴィニョンの娘たち』・1937(昭和 12)大壁画『ゲルニカ』など。 参照⇒げるにか(ゲルニカ) ◎作風は<1>青の時代(1901〜1904)では青を基調に貧しい人の 絶望や歎きを表現。<2>赤(バラ色)の時代(1905〜1907)では抒 情性を加え、<3>キューブの時代(立体派)(1907〜)、<4>超現実 派・抽象派(1926〜1936)、<5>シュールレアリズム(表現派) (1937〜)など技法も主題もめまぐるしく変化する。 (*)「モデルニスモ運動(Modernismo es un movimiento)」は「近 代主義運動([英]Modernism Movement)」。 |