さいきょうじ《さいけうじ》 【西教寺】 ○滋賀県大津市の北部、坂本(サカモト)にある天台宗真盛派(シンゼイ ハ)の総本山。山号は戒光山。 客殿は伏見城の遺構。 明智光秀の墓がある。 ◎ 618[推古26]聖徳太子が師の高句麗僧慧慈(エジ)のために創 建と伝える 667[天智 6]天智天皇から「西教寺」の勅額(チョクガク)を賜(タマワ) る。 平安時代、最澄・良源・源信ら天台僧によって再興。 元亨・正中年間(1321〜1326)慈威(ジイ)和尚(1281〜1356)に よって伽藍が整備され、京都白川の法勝寺(ホッショウジ)の末寺と なる。 1486(文明18)真盛(シンセイ)上人が入寺して円戒念仏道場として 発展の基礎をつくる。 1571(元亀 2. 9.)織田信長の延暦寺焼打ちで全山焼失。 1574(天正 2)坂本城主の明智光秀などの援助を得て復興。 1878(明治11)天台宗真盛派として独立。 |