かいえんたい《かいゑんたい》 【海援隊】 ○[歴]江戸幕末、土佐藩を脱藩(ダッパン)した坂本竜馬(リョウマ) (1835〜1867)ら20余人の諸藩浪士が長崎亀山で倒幕を企図し て組織した政治集団。 西国諸藩の貿易・海運に従事しながら討幕派を支援。 主として薩長両藩の物産の輸出、西洋の武器・船舶の輸入 ・周旋などに当った。 ◎1864(元治元)亀山社中を創設し、薩摩藩の庇護の下に交易を 開始。 1867(慶応 3)後藤象二郎の援助で土佐藩の公認を得、坂本が 隊長となって海援隊と改称。同年末、坂本が暗殺される。 1868(慶応 4)藩命で解散。 |