いいだまち《いひだまち》 【飯田町】 ◇[日]Iidamachi/Yiidamachi ○(1)[歴]江戸時代から東京都千代田区(旧:麹町区)にあった地 名。 1966.10. 1(昭和41)飯田橋に町名変更。 ◎町名の由来は、徳川家康が城を出て土地の事情を尋ねた農民 飯田喜兵衛から名付けられた。 江戸時代には田安門・牛込門・小石川門に囲まれ、比較的上 級身分の旗本屋敷があり、武家相手の商家も立ち並んでいた。 江戸幕末には新徴組の詰所があった。 明治維新後は旗本の大半が駿府に帰り、屋敷は取り壊され雑 草が茂り荒れ野となり、乞食が住むなどさびれた。新政府は桑 や茶を栽培させる政策をとったが失敗し、1872(明治 5)政策を 中止。のち榎本武揚が北辰社牧場を開く。 1906(明治39)市電が開通。1968. 9.29(昭和43)都電が廃止。 ○(2)[交]JR貨物の駅名(飯田町駅)。 |