れいしょ 【隷書】 ◇[中]lishu ○[言][印]漢字の書体の一つ。 中国の秦(シン)の時代に、程(テイ)バク(Cheng Miao)(*)が身分 の賎しい者(隷)にも学びやすいように、小篆(xiaozhuan)(ショウテ ン)をさらに簡略にして作ったとされる。 漢代に広く用いられ、前漢に使われたものを古隷(guli)(コレイ)、 後漢(ゴカン)に使われた、より装飾的なものを八分(bafen)(ハップ ン)という。 「秦隷(qingli)(シンレイ)」とも呼ぶ。 参照⇒しょうてん(小篆),はっぷん(八分),しょうそう(章草) (*)「バク」は(「辷」-「一」+「貌」:補助6572)。 ◎「小篆」の別名は「秦篆(qinzhuan)(シンテン)」。 |