り 【リ】 ◇[フ]riz ○[植](フランス語で)イネ(稲)。 ⇒いね(イネ,稲) ------- 【里】 ◇[中]li ○(1)さと(里)・むら(村)。人家のまばらなところ。 もと縦横を区画した田畑をさし、のち田舎(イナカ)(俚)を指す。 ○(2)(中国の)距離の単位。 もと区画した田畑の一辺の長さで、周・秦・漢代では6尺を 1歩とし、300歩(約415メートル)。 清代では5尺を1歩とし、2歩を1丈、180丈を1里(約576 メートル)とする。 現代の中国では500メートル(華里)。 ◎現代中国で「公里(gongli)」は1キロメートルのこと。 参照⇒こうり(公里) ○(3)(日本の)距離の単位。 律令制で、5尺を1歩とし、300歩(5町)を1里とする。 近世では36町を1里とする。 1886(明治19)メートル条約加入後の1891(明治24)、43.2キロ メートルを11里(1里は3.9273キロメートル)とする。 ◎一里塚:⇒いちりづか(一里塚) ○(4)[歴]中国の地方行政区画の単位。 周代では25家。 漢・唐代では100戸。 明の里甲制では110戸。 ○(5)[歴]日本の律令制の地方行政区画の最小単位。 国郡里制で50戸の地域を1里とする。 715(霊亀元)里を郷(ゴウ)と改め、新たに郷の下を2〜3の 里に分割(郷里制)したが、 739〜 740(天平11〜天平12)廃止。 ◎里ごとに里長(リチョウ,サトオサ)(のち郷長)が置かれた。 ○(6)[歴]古代日本の条里制の土地区画の単位。 6町(360歩,約654メートル)四方を1里とし、1町(400尺)四 方を坪(ツボ)とする。 参照⇒つぼ(坪)(2) ○(7)([朝]ri)朝鮮(韓国・北朝鮮)の行政単位。面(myon)(ミョ ン)の下位で、日本の字(アザ)に相当する。 |