もうぼさんせんのおしえ《まうぼさんせんのをしへ》 【孟母三遷の教え】 ○[故事]教育には環境からの感化が重大である、という教え。 単に「孟母三遷」,「三遷の教え」とも呼ぶ。 参照⇒たぶららさ(タブララサ,タブラ・ラサ) ◎劉向(リュウ・コウ)『列女伝』「母儀伝」による。 孟子(モウシ)の母が孟子のためによい環境を求めて三度住いを 遷(ウツ)したという故事から。 墓所の近くに住んでいたところ、孟子が葬式のまねをして遊 ぶので、市場の近くに引っ越すと、今度は商売のまねを始めた。 そこで学校の近くに転居すると、礼儀作法の学習のまねをした ので、母は安心して住居を定めたという。 |