じあすたーぜ 【ジアスターゼ】 ◇[独]Diastase、"[希]diastasis(分離)"から。 ○(1)[古][薬]アミラーゼの旧称。 ⇒あみらーぜ(アミラーゼ) ○(2)[薬]麦芽やコウジカビから製した酵素剤。 アミラーゼが主成分で、蛋白質・核酸・脂質などの加水分解 酵素を含む。デンプン・グリコーゲンなどの多糖類を加水分解 して麦芽糖とデキストリンにする。 発酵工業や消化促進剤に広く使用される。 ◎1833(天保 4)フランスのペイアン(A.Payen)とペルソー(J.F. Persoz)が麦芽からの分離に成功し発見・命名。最初の酵素製 品となった。 1909(明治42)高峰譲吉(ジョウキチ)がコウジカビからタカジアス ターゼ(商品名)の抽出に成功。 |