USBコネクタ、USBケーブルで配線しない

最終更新日 2016.10.20

12Vはもちろんのこと5VでもなるべくUSBコネクタとかUSBケーブルで配線しないほうがいいです。
スマートフォンの充電などにはUSB端子を出さないといけませんが、特に必要ないところでUSBコネクタ、USBケーブルは使うべきではありません。
USB規格は500mA(0.5A)流れればいい規格なので大電流を流すことを考えていないUSBケーブルが多いです。
細いケーブルを使っていれば大きな電流を流せません。
5Vで動く3G Wi-fiルーターの電源の配線の途中をコネクタで抜き差しできるようにしたかったので市販のUSBケーブルの両先端の部分を10cmぐらいずつ切り取ってかましたことがあります。
しかし電力が足らずに電源を入れても起動途中でリセットがかかりまた起動してまたリセットのを永遠に繰り返す症状が出ました。
USBケーブルの細い電源線が少しでも入っているとそこがボトルネックになって電流があまり流れません。
その3G Wi-fiルーターの純正のACアダプターは5V 2AなのでUSB規格の0.5Aを余裕で超えています。
そこで12VのCCTV(監視カメラ)などでよく使われるコネクタに変えると普通に起動するようになりました。
停電時にそのコネクタ部分に12V-5VのDC-DCコンバーターをかまして自動車バッテリーで3G Wi-fiルーターを使えるようになりました。
USBケーブルもある程度太い電線を使って0.5Aを超える電流に対応している物もあるとは思いますがコネクタの電源の接触面積が小さいので線を太くしてもコネクタがボトルネックになるのではないかと思います。


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12V自動車バッテリーで停電対策