自動車バッテリーは小電力

最終更新日 2016.10.20

自動車バッテリーは小電力です。
USBや乾電池などと比べれば大電力ですが、
コンセントに来ている交流の100Vとか220Vに比べれば小電力でたいした力はありません。
電圧も、わずか12Vです。
自動車バッテリーがあっても電力会社から来ている交流の電源と同じことはできません。
大電力を必要とする電気製品には自動車バッテリーは向いていません。
例えば、電気ポット、プリンター、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、電気ストーブ、アイロン、ドライヤー、衣類乾燥器、こたつ、食器洗浄機、電気オープン、ホットプレート、IH調理器などは向いていません。
無理にこれらの機器をつなぐとインバーターが壊れる可能性があります。
実際に電気ポットをつないで300Wのインバーターを5秒ぐらいで壊したことがあります。
もし使えた場合でも大電力ゆえに短時間でバッテリーが切れることになります。
停電時に長時間電気製品を使う場合は、使える電気製品にかなり制限がかかります。
自動車でバッテリーを使う場合は、主にエンジンをかけるためにバッテリーを使います。
自動車ではエンジンがかかると発電機(オルタネーター)が発電してバッテリーの電気を使わず、余った電気はバッテリーに充電されます。
発電機がない状態の自動車バッテリーは、エンジンのかかった自動車で使う場合とは違ってバッテリーは減っていくだけです。
停電時に発電装置なく長時間バッテリーを使うためには省電力が求められます。
少しでも長く電気製品が使えるように、少しでもバッテリーが劣化しないようにするために、デスクトップパソコンではなくノートパソコンをできればACを介すインバーターではなくDC-DCコンバーターで使うとか、AC100Vの扇風機ではなくて12Vの扇風機などを使うとかしたほうがいいです。


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12V自動車バッテリーで停電対策