かいいんじ 【海印寺】 ○(1)朝鮮半島南部、慶尚南道(Kyongsang-nam-do)陝川郡(Hap- cheon-gun)(ハプチョン郡)伽耶山(Kayasan)(カヤサン)の南麓にあ る寺。 802(延暦21)[新羅(シラギ)哀荘王 3]の創建。大寂光殿を中心 に50棟をもつ。 13世紀に再刻された高麗板大蔵経の板木を所蔵。 朝鮮語名は「ヘインサ(Haeinsa)」。 参照⇒こうらいだいぞうきょう(高麗大蔵経) ◎通度寺・金剛山(コンゴウザン)(北朝鮮)とともに、朝鮮三大寺院 の一つ。 通度寺・松広寺とともに、韓国三大名刹の一つ。 ○(2)京都府長岡京市にある寺。山号は木上山(コノカミサン)。 もと華厳宗に属していたが、江戸時代に真言宗に転宗。 文徳天皇の勅願により、 819(弘仁10)空海の弟子道雄が開創。 十支院あったが応仁の乱で大半焼亡・荒廃し、現在は寂照院 のみが残る。 「海印三昧寺」とも呼んだ。 |