MSX
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MSXとは過去に存在した8ビットCPUのZ80を搭載した日本のパソコンの規格で1983年にマイクロソフトとアスキーにより規格が作られた。松下電器産業、東芝、SONY、三洋電機、カシオ、富士通など複数の大手メーカーがMSXパソコンを発売した。後継規格としてMSX2、MSX2+、MSXturboRが出た。MSXturboRではZ80に加えてZ80互換の16ビットCPUのR800も搭載した。日本が主に利用される地域だったが海外でも販売された。大手電機メーカーからの発売は松下電器産業のFS-A1GT(1991年11月1日発売。MSXturboR規格。99800円)が最後でこれがMSXの終焉と見られたが2006年に思い出したかのように株式会社D4エンタープライズからMSX2規格の1chipMSXが発売され、これが日本で最後に発売された機種となった(現在は販売終了)。海外では2011年にロシアで発表されたAGE LabsのGR8BIT[http://www.gr8bit.ru/]という学習目的のMSX2(一部MSX2+対応)のキット(完成品ではなく自分で組み立てる必要がある)が最後のMSXと思われる。GR8BITのホームページは日本語での問い合わせも受け付けており、まだ販売中かも知れない。日本では実機は中古でしか市場に出回らなくなったが、Windows上や、ウェブブラウザ上で動かすMSXエミュレーターが複数存在し現在でもMSXのソフトを使うことができる。