最終更新日 2015.10.16
鍋田辞書 Windows版の最初のバージョン(2005年10月8日)を公開してから10年経ってしまいました。
10年経ってもまだホームページがあって現役。
10年経った今、思うことは結果的に鍋田辞書は大成功だったと言うことです。
どこが大成功?と突っ込みが入りそうですが、まあこれは個人の基準による個人的感想ですので。
鍋田辞書を作っていなかったら、今、生きていなかったんじゃないかと思います。
それくらい鍋田辞書に助けられました。
2007年には市販の書籍辞書の「日中韓英知的財産用語辞書」の付属CD-ROMに鍋田辞書 Windows版が採用されて世間から大きな評価を得たと感じました。
それでもまだだ小成功ぐらいに思ってやってきた時期が長かったんですが、2008年か2009年かにホームページに広告を載せてくれとある企業から連絡が来てわずかですが広告収入が入るようになりました。
それ以来現在まで広告会社は何度も変わりましたが一度も広告収入が途切れたことはありません。(さすがにそろそろ途切れるかも。)
そして去年、Nabetapがパソコン雑誌に載って、とどめに鍋田辞書タイ語データweblioタイ語辞書に採用されて、もう個人的には満足してしまいました。
今までやってきたことは間違いじゃなかったんだなと思いました。
10年の間に広告収入以外にもいろんな方面から鍋田辞書関連で収入があったんですね。
10年続けば長いほうで、例え今この瞬間に鍋田辞書が終わりを迎えることになったとしても、今までの10年間のことだけで満足です。
もう十分元を取りました。まだ終わらせませんが。
10年前に作ったプログラムが今頃こんなに役に立つなんてと驚いています。

以下、2012年11月1日に書いた記事「開発をふりかえって」の原文そのまま。
2005年にあるきっかけで「鍋田辞書」という名前の辞書ソフトを作りました。
最初は作ってすぐ終わらせるつもりでした。
他にもやりたいことはたくさんあるし、この辞書ソフトにあまり時間をかけるつもりはありませんでした。
初バージョン作って放置でも良かったのかも知れない。
でも、中途半端に終わらせたくないと思い開発は続けました。
2012年の今になっても開発を続けていることには自分でも驚いています。
開発を続けた代償は非常に大きかったです。
多大な労力を使い、膨大な時間を失いました。
別のことに労力と時間を使ったほうがよほど自分のためになるのでないかと悩みながらも開発はやめませんでした。
作成や普及のために、お金もかけて投資もしてきました。
時間を取られすぎたのは大きな誤算で、作り始めた当初は想像さえできませんでした。
元々タイ語をやっていたのですが、鍋田辞書を作り始めてから2009年まではタイ語の勉強は中断して専念しました。
2009年にタイ語を再開しタイ語データを作り始めました。
当初は小さく全く使い物にならなかったタイ語データも今では大きくなってきて実用に近づいてきました。
このタイ語データはオリジナル且つ自作で鍋田辞書の強い味方になりました。
今ではWEBサイトのサービスに進出して、オンライン辞書やオンラインの単語テスト出題もやっています。
これにとどまらず更に多方面に進出することを考えています。
作り始めてから今まで間、いろいろなことがありました。
例えば、2007年の市販の書籍辞書の「日中韓英知的財産用語辞書」にCD-ROMでバンドルされました。
これは嬉しかったです。
結局、大人気が出ることはなかったのですが、あれから七年ぐらいたった現在も少ないながらもユーザーを維持し、サイトのGoogleページランクは5に上がり、何年も途切れることなくWEB広告収入があります。
七年以上続いて、まだ続きそうなのだから凄いことではないでしょうか。
六年前とか七年前は、どうせこんなソフトは誰も使わないですぐ消えると多くの人に言われたのですが、そうはならなかったのです。
市販書籍にもバンドルもされたし一応、成功だと思っています。
時にはバッシングを受けることもありますが、喜んで使ってくれている人もいるので、それを励みに頑張っています。


鍋田辞書サイト